長老ニュース

月別アーカイブ: 2010年4月

2010年4月号【No.41】

人柄だけでは良い家は創れません

地域密着型の工務店経営者は、定年も転勤もなくその地域に骨を埋める宿命にあります。その工務店がその地域に建てた家と建主さんとは、一生涯の付き合いが前提となります。当然ながら建築した家に、寒い、暑い、カビ、腐食、雨漏りなどの問題を抱えていれば人間的な付き合いが上手く行きません。
ファース本部のオフィシャルサイト「住宅無料相談コーナー」に寄せられる相談の多くは、暑い、寒い、カビ、雨漏りなどのハード的な問題に対して、施工者側の対応が、とても不誠実で信用が出来ないというものが殆どです。
ある相談者から近所の工務店さんに新築を依頼したのは、社長さんの人柄が良くて話し易く、迷いは無かったと言います。しかし出来上がった45坪の家は、寒いためにあちこちに暖房機を置いており、毎月の暖房だけの灯油代金が4万円を超えていると言います。かなり高額でしたが、結露のし難いガラスの入ったサッシを入れましたが、朝方はビショビショに結露すると言います。
また窓の下あたりの壁の色が変色したので、壁を剥がして点検したところ、グラスウール断熱材が濡れて垂れ下がり、カビが生え始めていたと言います。

普通の断熱材を基準通りに使用して、基準通りに気密シートを用いても、暖房費用が特別に高額と言う事でもなく、また場合によっては、このような内部結露で断熱材が垂れ下がる事象も珍しくありません。
この相談者は、地域工務店の社長を信頼して造った家なのですが、次々に内部結露が広がっており最近は、話もし難くなり疎遠になりつつあるとの事です。
この家は、断熱、気密の施工法に問題があり、更には建主さんのライフスタイルにも課題があるようです。家の中では常に気温を20℃、湿度50%以上をキープしているそうです。この時の露点温度(結露が起きる温度)は9℃です。
外周に面した壁の中に9℃以下の部分が露点温度なっています。この問題を解決するには、露点温度にならない生活をさせるか、壁の中を9℃以下にならないように、グラスウールの外側に付加断熱材を取り付けるなどがあります。
公的な断熱仕様、気密仕様に則っており、工務店の施工能力を攻めつける事にも限界があり改修には相当の費用が掛かります。地域工務店が地域住民に育てられるには、社長さんの人柄、優しさと、公的な仕様書に加え、その建主さんの住まい方や、施工法などを深慮してこそ成り立って行くのです。

 

受注堅調な工務店の姿勢

昨年から今年にかけて、青森県八戸市のシーユーハウジングさんが「ファースの家50棟達成記念」、鳥取県倉吉市のホームズさんが「ファースの家100棟達成記念」のイベント行っています。シーユーハウジングさんの他に「ファースの家50棟」を超えている工務店は、網走市の山内建設さん、斜里町の丹羽工務店さん、旭川の泰平工務店さん、札幌市の桧山建設綜業さん、同じく札幌市のサンケイ建匠さん、南魚沼市の山口建築工業さんです。
このようにファースの家を多く受注している工務店さんに共通している事は、建主さんとの友好関係と、協力業者さんとの信頼関係の保持に最大限の気配りをしている事のようです。地域の方々に慕われ生き残るのは、建主さんと協力業者さんを両輪のような営業媒体としている事だと思われます。(著・福地脩悦)

 

ファースの家川柳を募集します

先般、倉吉市で行ったホームズさんの「100棟記念イベント」で行った「ファースの家川柳」の公募と発表会がとても好評でした。
ファースの家のユーザーさんに、住み心地川柳を募集したところ、100句を超える川柳が寄せられました。今月から知恵袋のコーナーを「ファースの家川柳のコーナーに致します。毎月、3句を川柳コーナーに掲載する事に致します。
面白い作品は、来年の全国大会で表彰する事に致しますので、ファース工務店さんを通じて応募してください。必ず作者の氏名と工務店名を記入のこと。

 

カテゴリー: 住まいづくりの参考新聞 パーマリンク