長老ニュース

月別アーカイブ: 2012年3月

2012年3月号【No.64】

震災から一年

 未曾有の震災から一年が経過しました。いまだ完全な復興とは行きませんが、被災者や支援者の粘り強い努力で少しずつ前進しているようにも感じます。
 被災地で「ファースの家」にお住まいの方から「気温が思ったより下がらず助かった」「周辺の住宅より家具などの被害が少ないようだ」などのお言葉を頂いている一方で「蓄熱暖房器や温水器が倒れた」「天井裏の換気扇が外れた」など、課題の残る連絡も頂戴しています。
 私達は住宅に携わる者として、今回の震災を教訓にしなくてはいけません。住宅はただ住む場所というだけでなく、住まう人を守るものと考え、ファース本部では今後もファース加盟工務店様を通じ、全国各地の皆様にご安心いただける技術やサービス、情報を提供する為、前進を続けて参ります。

機器の倒壊対策

 昨年の震災時には、蓄熱暖房器や電気温水器、エコキュートなど重量のある機器が多く倒壊しました。
 2004年の中越地震以降、各機器メーカーでは地震に耐えうる様々な対策を講じていますが、対策前の物件や、最近の建物でも取り付け場所や取り付け方法などにより同様の問題が起こっています。
 蓄熱暖房器は深夜電力で熱を貯めるので、停電時ただちに寒くなりません。このように良い部分も多いのですが倒れると内部のレンガは高温の為危険です。  

 同様に電気温水器も深夜電力でお湯を作り、停電時にもお湯が使え、災害時の貯水槽としても活躍するのですが、同じく倒れてしまうと意味がありません。
 補強の方法は各機器によりことなりますが、大切なのは「下地」なのです。せっかく丈夫な金物を取り付けても、取り付いている下地が不十分だと補強の意味を成さない場合があります。補強工事を行う際は「下地」をしっかり確認していただける工事業者を選択してください。

換気扇のメンテナンス

 2003年建築基準法の改正で、24時間常時換気が義務化となっています。この時の法改正は住宅の断熱気密化が進み、建材に含まれた科学物質が室内に停滞することで住まう人に影響を与える「シックハウス」が問題となったことで行われました。住宅建材に有害な化学物質が多く含まれていたことが問題ですが、性能だけを高めた住宅で問題が大きくなったことは理解できます。
 しかし、まだまだ気密性能が不十分な住宅が建築されている現在、全ての住宅に換気扇を取り付けて24時間換気させる法律には相当の疑問を感じます。「国民の健康」との趣旨での法律施行なら、シックハウス症候群を懸念させる建材を販売させない法律の方が有効だと思われます。
 換気が義務化となったことで全ての住宅に換気扇が付いていますが、換気扇にはフィルターがあり、定期的な掃除が必要となります。
 新築当初より結露がひどくなったなどの症状がある場合、フィルターの目詰まりが影響している可能性もあるので是非チェックしてみてください。
 「換気扇を付けると寒い」などの理由で換気扇を止めている方も多いようですが、結露や匂い、風邪のウイルスやシックハウスなどのアレルギーなどを予防するには換気が大切です。
 しっかりメンテナンスを行い、正しく換気を行いましょう。
 「ファースの家」は24年前の誕生当時から24時間換気システムを設置しています。同様にフィルターの掃除は必要ですが、故障などの対応は施工した工務店が行います。残念ながら施工店が存在しない場合などは直接ファース本部にお問合せください。有料にはなりますが全国に拠点を持つメーカーとの提携により対応が可能となっています。

「筆 ファース本部  福地 智」

※ファース本部・総務からのお願いです。
ファース本部本社では、毎朝8時40分から9時までミーティングを兼ねた朝礼を行っております。急用以外の案件では、出来るだけこの時間の電話連絡を避けて戴くようお願い致します。

もりじいの知恵袋【網戸についたホコリを簡単に取り除く】

 網戸の掃除にはのう、こんな方法もあるんじゃ。
 網戸の片面に新聞紙を広げて、
 ガムテープで固定するんじゃ。
 そうして、電気掃除機で一気にホコリを吸い取るんじゃ。
 こうすると、目詰まりしたホコリを
 簡単に取り除くことができるんじゃよ。

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