長老ニュース

2012年6月号【No.67】

今年の夏場対策はお済でしょうか

家もクールビズに

◆床下通気を意識して

 一般の住宅には床下換気口を取り付けることが建築基準法の指導指針で決まっています。床下の通気を促して床下に腐朽菌を発生させないためです。

 北海道などの寒冷地では、床下換気口を開け閉め出来る機能が付いています。冬の寒い時期には、床下換気口を閉じて床下を冷やさないようにし、夏場は、換気口を開けて通気を促す機能です。

 今日6月1日からクールビズと言われるノーネクタイで出勤するビジネスマンが増えてきます。ネクタイを外し、胸元からの通気量を多くして涼しさを促し、冷房負荷エネルギーを少なくしようとの試みです。

 元々、日本の住宅は開放の思想が色濃く残っており、そこへ高気密・高断熱の住宅が推奨されるようになると隙間の多い住宅や断熱材の薄い住宅は、冷暖房費用がかさむと言われるようになりました。

 開放文化が根付いていた我国でも、気密住宅が容認されるようになりました。ところが日本は、先進国の中で最も高温多湿と言われる夏があり、カラカラに乾燥する冬があります。この日本特有の気候風土は、先人達が培った開放の文化こそが、理に叶った一面を持っておりました。

 木材や建材、床下や小屋裏を動く空気に触れさせることで木造住宅の高寿命を保ってきた事実もあります。しかし高気密・高断熱と言われる住宅が多くなると、反比例するように住宅寿命が短くなったとも言われます。

 この開放の思想は、構造部材や床下、小屋裏などを動く空気にさらすことで夏を涼しく過ごし、住宅の健康を保持する目的があります。

 「ファースの家」は、構造的にそのような思想に基づいてシステム化しております。しかし一般の住宅では、床下や小屋裏、出来れば納戸や押入の中なども、相当な意識をしつつ、家もクールビズにすることが肝心です。
 
 
 

エアコンのエネルギー消費効率とは

◆自然通気で外気温をキープ

 家を閉め切ったまま出掛けると、帰宅した時点で外気温が30℃なのに40℃以上もの室温になっている場合があります。このような状態でエアコンを稼働させますとエネルギー消費効率(成績係数)が最悪の稼働状況となります。

 エアコンは、微少稼働モードになるごとにエネルギー消費効率が向上する特性を持った機械です。

 防犯上の問題はありますが、出来るだけ部屋を閉め切った状態にしないことが善いのですが、室温が上がった場合は、窓を大きく開け、扇風機などで室温を外気温に近づける努力をすべきです。

 40℃から27℃に冷やす場合のエネルギー消費効率は、30℃から27℃にする場合の3倍以上もの電力を使用してしまいます。

 室温を暖め過ぎない工夫と、暖まってしまったら外気温に近付けてからエアコン稼働を行うように気を付けましょう。
 
 
 

電力のピークシフトに協力を

◆我慢しないで節電を

 諸般の事情によって今年の夏も、電力事情は逼迫した状況が続きます。報道などで「ピークシフト」と言う言葉を耳にします。

 これは夏場の昼過ぎの時間帯に一斉にエアコン稼働させると電力供給キャパシティーを超える恐れがあり、これをずらして電力消費をすることを言います。この時間帯に出来るだけエアコンを立ち上げないで欲しいと言うことです。

 この時間にエアコンを立ち上げるのではなく、あらかじめ室温を下げておいてエネルギー消費効率を安定させておくことが、我慢しないでピークシフトに協力する賢明な方法です。そのためには、窓からの日射熱を簾などで遮るなど、室温を上げない工夫も必要です。

 (著 ファース本部 研究開発室)
 
 
 

除草剤の代わりに塩水

ガーデニングが流行じゃのう。
花壇や菜園造りは楽しいが、雑草が気になるところじゃ。
この時季には一雨ごとに生えてくるしのう。
抜いている時間も、除草剤を買いに行く時間もない時の
応急処置の手当を教えよう。
塩水を使うんじゃよ。ちょっと辛めの、海水と同じくらいの
塩水を作って、雑草の上から撒いてやるだけじゃ。
これで雑草が枯れてしまうんじゃよ。
ほうれん草などのゆで汁をかけるのも効果的じゃが、
いづれにせよ、かけるのは雑草にだけにしないといかんよ。
試してみるとよいぞ。
しかし、花や野菜にかけて枯らしちゃあ大変じゃ。
気をつけてのう。

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